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保険請求 アプリで完結
損害保険大手で、自動車保険の自損事故に関する保険金の請求手続きをオンラインで完結するサービスが広がっている。支払いの迅速化と、人手を減らすコスト削減の両立を狙う。加入者にとっては人を介さずに簡単な手続きで請求できるメリットがある。
損害保険ジャパンは今年8月から。通信アプリ「LINE」で保険金請求の受付を始めた。LINEの自動応答に従って事故の状況や損害箇所の画像など必要な情報を送れば、請求手続きが完了する。保険金の入金は最短3日。従来は電話やメールでオペレーターが事故の状況などを聞き取り、1~2週間かかっていた。
利用は単純な損傷の自損事故の限られ、搭乗者のけがやレッカー移動が伴う複雑な事故は対象外だ。それでも、損保ジャパンが1年間に受け付ける自損事故の保険金請求約40万件のうち約8割がオンラインで完結できるようになるという。
東京海上日動火災保険も今年2月から、自社アプリやウェブサイトで自損事故の保険金請求ができるようにした。「事故を電話で説明する手間が省けて、時間帯を気にせずに請求できる点が好評」(広報)だ。
自動車事故は状況がそれぞれに異なるため、保険金請求の手続きを無人化するのは難しかった。両社はデジタル技術を活用し、過去の大量の事故データなどから申請された事故を類型化し、保険金の自動計算などを実現したという。今後も実際の利用状況などをみて、精度を向上させていく。こうした無人化によって、示談交渉が必要な複雑な事故への対応を手厚くする方針だ。
三井住友海上火災保険やあいおいニッセイ同和損害保険も同様の無人化を検討している。
読売新聞 令和4年10月6日より引用