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認知症で最も多いアルツハイマー病📎の発症を防ぐ予防薬の開発を目指し、認知機能が正常な人を対象にした国際共同治験が、来月にも日本でスタートする。日本の製薬大手エーザイが開発した薬剤「ＢＡＮ2401」を、世界の1400人に4年間投与し、効果を検証する。日本発の新薬候補が、高齢化が進む世界の共通課題となっているアルツハイマー病克服の突破口となるか、国際的に注目されている。
📎アルツハイマー病 認知症全体の６～７割を占めるとされる。神経細胞が傷ついて脳が萎縮し、軽度認知障害(MCI)を経て発症する。記憶障害のほか、時間や場所がわからなくなるなどの症状が出る。世界で認知症の人は現在５０００万人、２０５０年には、１億５０００万人を超えると推計される。国内では、２５年に７３０万人が認知症になるとされてる。
2021年1月24日 読売新聞より抜粋