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県健康づくり支援課によると、県内で昨年、がんで死亡した1万6798人のうち、病院や診療所で亡くなった人は1万4060人(83.7%)。これに対し、自宅や老人ホームなどの施設は2624人(15.6%)だった。
2025年には、いわゆる「団塊の世代」がすべて75歳以上になり、病床が不足することが懸念されているほか、15年に実施した県民調査では、最期を迎えたい場所として「自宅」や「介護施設」を上げる人が4割を超え、病院以外の場所で最期を迎える人が増えるとみられている。
終末期のがん患者が自宅や介護施設で適切なケアを受けられるようにするため、県は介護従事者に向けたマニュアルを初めて作成した。
マニュアルは今後、県内すべての高齢者・介護関連施設と訪問介護・看護事業所に配られる。県のホームページからダウンロードすることも可能で、県健康づくり支援課は「介護従事者でなくても、周囲に患者がいる人に活用してもらえたら」としている。
問い合わせは同課(043・223・2686)。
(11月3日付、読売新聞朝刊より抜粋)