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地震保険申告 スマホでOK
来年めど 支払早く
損害保険各社でつくる日本損害保険協会は2024年度をめどに、地震保険の契約者がスマートフォンなどを使って被災状況を自己申告できる仕組みを導入する。現在は書面の申告しか受け付けていないが、オンライン申告を可能とすることで手続きの効率化を図り、保険金支払いまでの期間を１か月ほど短縮できる見通しだ。
６月末に就任した新納啓介会長（あいおいニッセイ同和損害保険社長）が読売新聞のインタビューで明らかにした、新納氏は「大規模な災害時には書面を郵送することも難しい。ウェブ申告で迅速な保険金の支払いにつなげたい」と語った。
一般的に地震保険は、保険会社の調査員が家屋などの被害状況を調べた上で保険金の支払額が決まる。11年の東日本大震災をきっかけに、契約者が自ら撮影した画像でも申告できる制度が導入されたが、申告書類や印刷した画像を郵送する必要があった。
損保各社は申請や審査のデジタル化を進め、業務の効率化につなげる狙いがある。すでに火災保険ではオンライン申請を可能としている社もある。
読売新聞令和５年７月３日より引用