茂原市の保険代理店:なっとく!ほけん相談です。希少がん「肉腫」(サルコーマ)に関するニュースです。
県がんセンター(千葉市中央区)は、希少ながん「肉腫」(サルコーマ)の診断や治療に、複数の診療科や検査部門が連携して当たる「サルコーマセンター」を今月、県内で初めて開設した。サルコーマの治療法は確立されておらず、適切な診断・治療ができる医療機関が少ないのが現状で、診療体制の充実が期待されている。
「肉腫難民 生まないように」
サルコーマは、子供から高齢者まで幅広い年齢層に発生し、骨や筋肉など様々な部位にできるがんだが、発生頻度は全てのがんの1%と低く、診断も難しい。どの診療科を受診すればよいか迷った患者が「肉腫難民」となるケースも多いという。県がんセンターでは昨年度、約110人がサルコーマと診断された。
サルコーマセンターでは、患者の情報を一元化し、関係する整形外科、肝胆膵外科、婦人科、放射線治療部などが集まって会議を定期的に開き、治療法を検討する。
同センターはがん研有明病院(東京都江東区)など、国内に数か所ある同様のセンターのほか、県内の医療機関との情報共有など連携を進めたい考えだ。
センター長を務める米本司・整形外科部長は「肉腫難民を生まないよう診療科の枠を超えて連携し心のケアなど、患者の生活の質も向上させたい」と話している。問い合わせは同センター(043-264-5431)へ。
6月22日付け 読売新聞より抜粋